アメリカモーテル事情、その2(後編)

2007.05.08 Tuesday

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    早速フロントへ行ったのですが、深夜でもあり、そのようなクレームに対応できる人間がいなかったので、翌日に持ち越しとなりました。
    翌朝はチェックアウトすることになっていたのですが、その前に前夜の事件で台無しになった商品を弁償してもらうことを申し出ました。
    ずいぶん前のことで詳しいやりとりは忘れましたが、「うちがやったんじゃない」とかなんとか、あーでもないこーでもないと交渉は難航しました。さもありなん、相手はインド人です(東海岸中部ではモーテル経営者はインド人がとても多い)。
    そこで争点を変えて、宿泊代の値引きということで交渉することにしました。
    そちらでもすんなりとこちらの要求は通りませんでしたが、最後には折り合いもついて、詳細な金額は忘れましたが、納得のいく金額を値引きしてもらいチェックアウトしました。
    それから約三ヵ月後、またアメリカの同じ町に来た私たちはまた同じモーテルに行きました(再び行く私たちも私たちですが・・・)。
    すると外にはデカデカとVACANCY(空き部屋あり)とのネオンが大きく輝いているにもかかわらず、「部屋はない」といいやがるのです。
    しかも前はいなかった、デカくて獰猛そうな犬まで飼っているのです。
    フロントの横に据えられたオリの中にいるその犬は、見るからに凶暴そうで、私達にむかって猛獣みたいに吠えているのです。
    「早よ、出したらんかい!いてまうぞ、ワレ!」という感じで、オリがなかったら私なんか十秒で食われてしまうんだろな、という様子でした。
    私たちは「ケッ、もう来るかい!」と日本語で捨て台詞を残し、そこを後にし、もう二度と泊まることはなかったとさ。
                            (おしまい)

    アメリカモーテル事情、その2(前編)

    2007.05.07 Monday

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      さて、ワースト2です。
      前述の、私達が出入り禁止になったというのが、「NORTH AVENUE MOTEL」です。
      立地条件は、地元の人や普通の旅行者からしたら「サイアク!」の一言に尽きるのでしょうが、私達にとっては、わりと町の中心部に位置しているということで都合が良かったのです。
      外観は、場末というしかない、という感じ。
      ジム・ジャームッシュのモノクロ映画にでもでてきたら、まぁそれなりの雰囲気もあるともいえるかもしれない・・・とでもいうような感じ。
      お行儀の良い日本人の私達が、アメリカのそんなモーテルで出入り禁止になるなんて考えられないことです。
      その事件が起こったとき私達にあてられていた部屋というのが、はじめからヒドイ部屋でした。
      まず、家具がすべてネタネタしているのです。
      照明として置かれているランプの電球はもちろんきれていました。
      電球くらいは想定内ですが、ネタネタはさすがに予想外で、神経的に少々ダメージを受けました。
      しかしそのダメージが吹っ飛ぶくらいの災難にその後、私達は見舞われたのです。
      その日仕入れたものを整理し終わって、クローゼット(といっても戸はなく、ちょっとくぼんでいるだけのスペース)にまとめて作業は完了したのですが、しばらくすると、水がぽたぽたと落ちている音がするので不審に思って見に行くと、商品が濡れていることに気付きました。
      「!?」
      なんと上の部屋から、水がしみ出て天井から滴り落ちているのです!
      上のクソッタレが一体部屋で何をやっているのかしりませんが、私達の大切な商品が台無しになりました。
      服だったら、まぁ洗えば済むことですが、そのとき被害にあったのは、プラモデルとハンドバッグ!
      プラモデルはもちろん紙の箱に入ってますし、ハンドバッグはかわいいいプードルのもので、一部に布が使われていました。
      その両方ともにシミがついてしまったのです!
      我々は断固、抗議することにしました。(つづく)

      アメリカ・モーテル事情、その1

      2007.05.04 Friday

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        大型連休を満喫している方の中には旅行に出かけられている方もいらっしゃるかとも思いますが、それにかこつけて今回は、今まで私どもが買い付けの際アメリカで遭遇した最悪ホテルのいくつかをランキング形式でご紹介することにします。
        実際どれも甲乙つけがたし、ともいえるのですが、
        まず、「DELUXE PLAZA MOTEL」。
        デラックスプラザなんて名前だけは大層立派なのですが、その中身は思い切りパン○ンモーテルなのでした。
        ご存知、アメリカでモーテルというのは非常にポピュラーで、車でヒョイと乗りつけるとすぐに部屋があり、出る際も目の前にある自分の車に乗り込んで出て行く(フロントにてチェックイン&アウトはしなくてはいけませんが)というスタイルで、車で旅している人、ビジネスマンなどが気軽に利用する宿泊施設です。
        ただ日本人がモーテルと聞いてまず想像してしまうような「いかがわしい系」のモーテルもやっぱり存在します。
        どう見分けるかというとまず、全国にチェーン展開しているような大手モーテル、ああいうところは違います。私達のような業者もおそらく皆利用している清潔で安心なモーテル達です。
        いかがわしい系モーテルというのはまず、立地条件が胡散臭いです。
        周りにいかがわしそうなお店があったり、ガラの悪い地帯だったりします。
        で、聞いたこともない名前だったりします。
        DELUXE PLAZA MOTELがまさにそうでした。
        ここにはほんとによく泊まったので、いろんな目に遭いました。
        トイレの水が止まらないなんてザラです。
        シャワーのお湯が出ない、電球の球がきれている、何てのも当たり前。
        トイレの水や洗面のシンクについては自分で(というか店主が)直すことも度々ありました。もちろん、「水道トラブル5000円〜トイレのトラブル8000円〜・・・」と歌いながら。
        隣や上の部屋でバカ騒ぎなんてのもしょっちゅうでした。
        あるときは、夜中に部屋のドアを誰かがドンドンドンッと激しく叩くので、「ヒィッ、コワイよ」と思いながらおそるおそるカーテンをちょこっと開けて顔を出すと黒人の若い兄さんが「あ、間違えた」みたいな素振りで立ち去りました。
        タオルが取り替えられてないので、自分で「替えて」とランドリーにもっていくこともちょくちょくありましたねー。
        そうして取り替えられたタオルはぞうきんかと思うほどガシガシなのでした。
        それでも私どもはその町に行くときは、そこを常宿としておりました。
        なぜって、安かったからです!
        ダウンタウンにほどよく近く、かつ安いモーテルというとそこしかなかったからです。
        いや、正確に言うともっと近くて安いところがあったのですが、そこは私達が出入り禁止になったのです。
        その件の詳細は次回に。
        そこがワースト2です。