Stadium PROJECT4 フルリペア

2019.11.11 Monday

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    ヴィンテージ吊り天井ヘルメットのリペアは何回も紹介しておりますが、今回のスタジアム・プロジェクト4は外装も含めてのフルリペアでしたので、せっかくなのでオーナー様の了解もいただいたこともあり紹介したいと思います。

    最初はこのような状態でした。

      

      

    内装もともかく、外装もひどいキズがついており(半ばエグれている)直したいお気持ち、分かります。

    いつも通りまずは分解。

      

     

    劣化している合皮部分を作り直します。

      

    裏地も同様に。

      

    完全に色が飛んでしまっているブルーが復活。

     

    海老茶のテープは同じ色のものが入手できないため、赤のテープで代用させていただきました。

      

     

    合皮部分と縫い合わせます。

      

     

    外装塗装があがってきました。

    もともとの色に合わせるとなると通常の塗装ですとヴィンテージ感が失われ、現行の普通の安っぽいヘルメットみたいになってしまうかも・・・、ヴィンテージの雰囲気を出すことも出来る業者も知り合いを介して見つけましたが、これまで当店が出したことがないのと、かなり高額になるとのことでオーナー様とも相談した結果、違う色、シルバーでリペイントすることになりました。

      

      

    もともと付いていたテープを装着します。

      

     

    内側のコルクが劣化して割れているのでこちらも交換することにしました。

      

    オーナー様の希望でもう少し深く被りたいということでしたので、そのためあえて少し薄手のコルクでやり直しました。

    もともとのフロッキー加工が不可能ですので、別珍を貼ります。

     

      

    ヘルメットに装着して、内装と組み上げて完成です。

         

      

    バックルは当店オリジナルの真鍮製バックル(¥2000)を取り付けております。

    チンストラップのカバーも製作しました。

      

     

     

    WW競瀬奪侫襯丱奪亜Εスタム

    2019.09.21 Saturday

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      立て続けにヴィンテージの、しかもWW兇離瀬奪侫襯丱奪阿売れました。

      ダッフルバッグ、ヴィンテージはかっこいいですよね〜〜。

      でも、普段持つには使いにくい(!)

       

      最初にお買い上げいただいたお客様(カナダ人)は荷物が少ないときに、上半分くらいを内側に折り畳みハーフサイズにしたいということであったので、それならばその位置にDカン付きのストラップをつけて、ショルダーバッグのようにするという提案をし、完成させてみたところこれがナイスな感じ。

       

      もう一つのバッグをお買い上げくださったのは日本人の青年でしたが、彼も肩から掛けられるようにしたいとのことでしたので、同じ提案をしたところ是非そうしてほしいとのことでした。

      ストラップを少し長めにしたいとのことでしたので、Dカン付きのストラップは少し長めにして取り外し可能に。

       こんな感じです。

                 

       

      伸ばしてレギュラーサイズのダッフルバッグとして使用するときは、

        

      このようになります。

      中に何も入ってないのでぺしゃんこですが。

      大戦中の証のこの字体。

      か〜っこいいですねぇ。

       

      Stadiumヘルメット金具

      2019.07.21 Sunday

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        ヨーロッパ製のヘルメット、Stadiumなどに使用されている金具、欠損していたり、腐食しているもの(古いものなのでしかたないといえばしかたないですが)がまぁまぁ多いです。

         

        (この画像はEveroakのものですが。)

         

        リプロパーツも出ているようですが、せっかくなので当店では1ランク上のものを作ってみました。

         

        真鍮製です。

          

         

        船舶部品に多用されているように真鍮は耐食性に優れた素材であるとともに、金管楽器に代表されるようにとても美しい金属でもあります。経年により落ち付いた色合いになった真鍮も趣深いですし、磨けばピカピカになります。

        ただ錆を防ぎたいのであればステンレスを使用するという手もありますが、ステンレスに経年変化による趣きなんてものは皆無であるのに対し、真鍮は色んな楽しみ方ができる素材です。

        販売価格は¥2000と少々値は張るのですが、せっかくなので当店では採用してみました。

         

        もちろんこの上からメッキをかけることも可能です(ただし当店ではメッキ加工の依頼はお受けしておりません)。

         

        ご要望があればこれを銀にて製作することも可能かと思われます。

         

        ヘルメットリペア・EVEROAK

        2019.02.28 Thursday

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          毎度お馴染み、ヘルメットリペア・吊り天井でございます。

          以前にも紹介したEVEROAKですが、同じEVEROAKでもやはり年代によって微妙な違い、というか誤差(?)があるもので、

          せっかくですからオーナー様のご承諾をいただいたこともあり、ご紹介いたします。

           

          耳垂れに取り付けられていたTAバッヂは移設。

          バッヂの裏側にはシリアルナンバーがつけられておりました。今後目にすることは当分ないであろうと思われるため、せっかくの機会なので画像に収めておきました。

            

           

          ラベルは洗ったら新品のようにきれいになりました(洗う前の画像は撮ってなかった・・・)。

            

           

          チンストカバーも製作。

           

          内装生地の裏側にはウレタンを装着しておりますが、もう一つのほうは要らないということでしたのでつけておりません。

           

          こんな感じで仕上がりました。

            

           

          オーナー様にも喜んでいただけたようで、こちらも嬉しく思います。

           

          リペア価格ですが、このような仕上げでだいたい¥12000〜くらいです。

           

          リペアにつきましては、当時のものと全く同じ素材が手に入れば言うことないのですが、さすがにそれは難しく、出来るだけオリジナルに近い素材で最良と思われるものを使用するようにしております。

          ヴィンテージの雰囲気はなるべく崩したくないので、縫い方などにも気を遣いつつ作業しております。

          依頼者の皆様に申し上げておりますが、一度分解して再度組み直すため、リペアによってヘルメットの安全性・強度が増すものではない、ということはご理解いただきたく思います(かといってヴィンテージでオリジナルのままなら安全かというとそれも疑問ですが・・・)。

          細心の注意をもって作業をしておりますが、リベットを外すときなどに、ごく稀に小さなキズがついてしまう場合も考えられます。今のところトラブルになったことはございませんが、以上をご理解いただいたうえでリペアをお受けいたします。

          サイズアップも若干でしたら可能です。

          すべて手作業で行っているため、様々なリクエストに幅広く対応できると思いますので、まずはご相談ください。

           

          革ジャン、リペアというかリメイク

          2019.02.22 Friday

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            先日、ここでちらりと触れた革ジャン・リペアの件、オーナー様の了承をいただきましたので紹介したいと思います。

             

            そもそもは60sくらいの、赤X黒ウールのコンビのライダース。

            これはこれで文句なくカッコイイんですけど、オーナー様は、この赤がどうもしっくり来ないらしく、これを茶色の革に変更したいそう。

            オッケーですわよ。

            茶色の革もいい感じのがありました。

             

            そうして作業を開始してしばらくしてから、また例のごとく「あ、最初から写真撮っといたらよかった」です・・・

            もう(!)

            もともとは茶色の部分が赤い革だったのです。

             

             

             

            それをすべて茶色の革でやり直しました。

            出来上がってみると、

            思ってたよりいい感じ(!)

              

            なかなかしぶくてカッコイイではあ〜りませんか。

             

            赤も赤でよかったんですけど、やり直してみて分かったことですが、革が完全に腐ってました、もう、紙みたいになっちゃってて。

            どうせやり直すのなら、このように色を変えてしまうというのはありですね(!)

            ご興味を持たれた方いらっしゃいましたら、どうぞご相談くださいませ。